休日出勤〜デカト論〜

暇な時ちょくちょく書くかもしれない

インフェルノイド2019下期

こんばんは。2年振りの投稿です。

前回の記事からプレイヤーの入れ替わりも結構あったので最近知り合った方は僕がブログ書いてたことを知らないかもしれませんね。


今回はルール変更や別のカテゴリが出る度に形を変えつつも環境にちょいちょい顔を出す地雷デッキの代表格、インフェルノイドの10期編ついて書こうと思います。


また、本記事は現環境デッキへの立ち回り等の瞬間的なものではなく、10期により更新された各カードの役割や新たに追加されたギミック等をまとめた総括に近い形になっています。

題材としては先日のYCSJ 東京と直近の2CSで使用した「60枚芝刈りインフェルノイド」になります。


細かい環境への立ち回りやサイドチェンジ等は今後またノイドが活躍出来そうな時、執筆の時間があれば有料note等でより勝ちを目的とした記事を書きたいなーなんて妄想を膨らませながら仕事に追われています。

時間があれば書きたいし聞かれれば基本答えるので何かあればDMや質問箱待ってます。




目次


①10期終盤に使用した経緯

②構築と構築論

③採用カードの役割(モンスター)

④採用カードの役割(魔法罠)

⑤最後に

それではよろしくお願いします。





①10期終盤に使用した経緯


2019年夏。ドラゴンの夏。

先手はハンデス、後手はワンキルと言うわかりやすいパワーを秘めた展開デッキである「ドラゴンリンク」は守護龍の欠損と隕石の襲来によりほぼその姿を消しました。


結果としてドラゴンリンク中心環境に活躍していた全てのデッキがチャンスに恵まれ復帰した事で近年稀に見る良環境になりかけました。


関東では閃刀姫や転生炎獣、それが増える事により力を発揮できるサンダードラゴンが台頭、復帰組として真竜の入賞も見られました。しかし関西では同時に未界域と言う新たな展開系デッキが着々と練られていました。


はっちグランドCS final

こうして全国的に環境が読めないまま開催となった参加権利必須型の大型非公認大会「はっちグランドCS2019」では様々なデッキが活躍しており、理不尽な先行展開とGを打たれてもデッキデスが可能な「未界域暗黒界」がそのベールを脱ぎ、また関東ではあまり見かけない「エンディミオン」も上位へ勝ち進んでいるのが印象的でした。


その後、僕がYCSJのデッキを考え始める中、ニビルを貰っても妨害が構えられたり、トポロジックモンスターと叢雲のシナジーが強力なオルフェゴールが型を変え復活し、直前の環境デッキが出揃います。


YCSJでは発売直後のライトニングストームの影響もあり、後手選択デッキが強いのでは?と言う考えがあり閃刀召喚獣トリックスターも考えましたが、やはり未界域暗黒界がいる中、後手選択はハンデを背負っているだろうと思い却下。


しかし、1枚のパワーカードさえ通ればモンスター軍はハンデスされても問題なく、他の環境デッキほぼ全てにギミックで有利対面を取れる60枚インフェルノイドの案を友人のひろせ氏(‪@hirosentrick ‬)に教えて貰い、最低限メイン戦勝利を目標に"あの有名なおーはしさん"とタッグを組み令和遊戯CSへ参加。

エンディミオンにマッチ敗北し4-1ベスト8で終わってしまいましたがメイン戦は5-0だったため今期はいけると判断しYCSJへの持ち込みを決意しました。


YCSJでは友人である、すーさんに3回戦で敗北してしまいました。その後奮闘し6-1になったもののオポネントが足りずBブロック69位で終了。ステンレスが欲しかった。。

その後の足立CSでは個人4-1-2、チーム3位とまずまずの結果でした。



②構築と構築論


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構築は上記です。

60枚デッキと言うこともあり理論はシンプルです。


①3枚積みのカード…基本的に全部

②2枚積みのカード…準制限のため

③1枚のカード…制限のため、メインギミックで触れるので選択肢の1つとして最低枚数


60枚デッキは20×3枚、40枚デッキは13×3枚+制限カードが本当の意味での理想だと思っています。制限の都合無理なのですが可能な限り近づけたいです。

40枚デッキはともかく、60枚デッキを使う以上「壺で壺引いたら嫌だ」とか「壺が被ったら嫌だ」とか言う考えは捨てるべきかなと思ってますし、メインから先行押し付けられたら困るから少し罠を入れてみるみたいな半端な構築をするのは60枚デッキと言う尖った選択をした事に矛盾します。

どうしてもそのような構築にせざるを得ない環境では使わない方が良いと思います。

僕もインフェルノイドは好きですが使用するタイミングは環境的に強そうな時だけです。

あくまでCSや大型公式イベントで勝つことが目的の記事となっています。



③採用カードの役割(モンスター)


基本的なモンスターの効果は割愛、また文字数が増えそうなので箇条書きの形式を取ります。


下級モンスター

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シャイターン

・ロアー、クリマクスの無償突破

・リンクに変換して墓地リソースへ変換、またアークロードの出しやすい素材として

・サブテラー戦のセットモンスター除去

・デカトロンで落としドライバーやベルフェゴルからのΩ

・ヴァエル+リリスorネヘモスと並べる事により誘発や罠を一回無効にする弾として

・上級とデカトロンとセットで引いた場合はデカトロンを通すために先に上級を切って出す場合もあり(下級共通)

・妨害の踏み越え、素材としての優秀さから3枚採用


ベルゼブル

・超雷、サンライト、ディンギルス等の耐性持ちへの除去

・魔封じ、勅命等の永続対策

・送りつけたクイーンやゴーレム採用の場合の回収

・今期の置物モンスターはそれ自身が妨害カードと直結している場合がほとんどのため、優秀な除去として3枚採用


ルキフグス

ベルゼブルで対応可能なモンスターを破壊出来ず向かい風

・デカトロン+アスタロスまたはその逆パターンでΩへアクセス

・リンク召喚の台頭で自分の場のモンスターを破壊する事はほぼなくなり、デカトロンの選択肢として1枚のみ採用


アスタロス

・単純な露払い

・デカトロンとセットでΩ

・煉獄の虚夢を張りレベル制限を無視した展開後に破壊する事で制約のリセット、4回の特殊召喚に抑えてのニビルケア 

・サンダードラゴンと未界域以外は自前で魔法罠の妨害を有しており、除去として3枚採用


デカトロン

・最上級コピーでの魔法への妨害ケア

・ハリファイバー、Ωの素材

・ハリファイバーからさらにリクルートする事で推理ゲートのパワー底上げ

・墓地にリンクリボーを置く事で無効系をケア可能

・ヒータとアンカー等のケアのため墓地コストとして最優先に除外

・言わずもがな3枚採用



上級モンスターについて

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ベルフェゴル

・1-2レベルの下級と並べる事でリリスネヘモスの弾の確保

・レベルが1低い以外は劣化ヴァエルのため狂宴でのダブルデカトロン用として1枚採用


ヴァエル

・墓穴により戦闘後の除去効果を無効にされる場合があるので複数枚墓地に落とす際は注意が必要

・環境デッキ全てに対して優秀な打点、効果を持つため3枚採用


アドラメレク

・ファンタズメイ等貫通したワンキル

ユニコーン+ネヘモスでワンキル

・アークロード+リンクリボーでワンキル

・優れたライフカット能力により少ないリソースからキルが可能、それ以外は役割が少ないためデカトロンと虚夢の選択肢として1枚採用


リリス

・ヴァエル同様に複数枚の墓地置きは墓穴に注意

・閃刀姫のアンカーやクロウが流行ってる場合は虚夢で2枚落とすこともある

・展開5体目以内でSSしソードやアークロードに繋げられればニビルケアも可能

・コピー先、融合素材等デッキの要のため3枚採用


ネヘモス 

・虚夢でリリスを含む大量展開後に正規融合効果を発動し、それを無効にする事でダメージの制約解除

・上記が3体の上級+コスト用1体であればニビルも無視が可能

リリスと同じく3枚採用


その他

PSYフレームドライバー

・バニラのためレベル制約の無視が可能

・素引きしてもアドバンス召喚からワンキル要因となり得る

・推理ゲートで出て来ても同様

・そのためハリファイバーやΩにする場合は本当に素材にする必要があるか注意

・γ用に1枚採用


PSYフレームギアγ

・転生やオルフェゴール相手には基本妨害に繋がるであろうガゼルやガラテアに打つが、後ろを割るカードがあったり虚夢が初動の場合はその限りではない。

特にサンダードラゴン等は拘束力はあるものの魔法への妨害は立たないため展開はスルーして自ターンに発動を狙うことが多い。

・デッキ全体での相性が良く、ドライバーによる推理ゲートの落ちや事故を考慮してもリターンの方が大きいと判断し採用。


④採用カードの役割(魔法罠) 


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魔法罠に関しては分かりやすいパワーカードを最大値投入しているだけなので説明は少なめです。

フィールド関連以外のカードが妨害やキルに繋がる可能性が高く、相手に寄ってはほぼマストカウンター状態なのがこのデッキの強みです。


ワンフォーワン

・何故か準制限へと緩和。手札コストも気にならない

・推理ゲートの前に発動してデッキのデカトロンを減らす


隣の芝刈り

・最強


名推理

・こちらも10月に準制限に緩和

・レベル1宣言が多く、墓地肥しの期待値も少なめだが上振ればゲームエンド級のリソースが確保可能


モンスターゲート

ディストピア下で相手表側モンスターもコストに使用可能

・早々にドライバーが出ない限りは芝刈り以上のパワーカードとなり得る


強欲で金満な壺

・γと併用可能な最高クラスのドローソース

・無効にされても芝刈りやモンスターゲートが通れば問題なし

・エクストラ除外によりキルパターンが減ると言う意見もあるがノイド=ワンキルデッキではなくソードやアークを出せるリソースがあれば今期のデッキ群に負ける事は少なく、逆に周りがワンキル必須の高速環境ならデッキ選択がそもそもミスの可能性がある

・コストはΩで墓地にリカバリー可能


強欲で貪欲な壺

・ほぼノーコストの強欲な壺

・ただし芝刈りや1積みのカードと相性が悪い

・消華で狂宴拾える時は発動順番を要検討

・コストはΩで墓地にリカバリー可能


煉獄の消華

・テキスト通り。たまに除外効果が強い


煉獄の虚夢

・落とすカードは

ネヘモス リリス アドラ ヴァエル はほぼ確定であるが転生やオルフェゴール相手にキル出来ない場合やデッキから落ちるとワンキルを阻害される場合はアドラを削って優先度の低い同名下級×3やリリスネヘモスを増やして4種類に止める事も多い。

・通常腐る相手でもアスタロス、ネヘモス の項で書いたようなワンキルが可能


墓穴の使命者

・相手が誘発を握ってる場合が多く後手から対処するため

・オルフェのバベル展開や未界域のシラユキに対して

・雷神龍にチェーン発動する等


シャドウディストピア

・コンボ前提カードであるがリターンが大きく、虚夢の通らないサブテラーやオルターガイストとの撃ち合いに貢献

・モンスターゲートによりロアー、クリマクスを無力化した上で発動可能なため張るだけで相手に発動無効の選択をさせる事が強み


無限抱影

・推理ゲートに引っかからない数少ない手札誘発

・モンスターを場に残せるので虚夢のトリガーとしても優秀

・パワー自体は低いカードであるが未界域の最大展開は流石に厳しいためγと共に採用


⑤最後に


以上になります。

エクストラとサイドは長くなりそうなのと環境で左右される場合が多いため割愛します。

気になる方は直接聞いて下さい。

エクストラに関してはティエラ以外は強金のコスト問題は無視しています。60枚なのでそもそも引けるかどうかと言う部分もありますし依存せずとも上級ビートが活きる環境でのみ使用する前提の構築だからと言うのもあります。


サイドに関してですが、結局は芝刈りや推理ゲートを通す事が大事になるのでノイドの総数を減らす事はほぼなく、抜くカード自体が限られています。さらに60枚デッキと言う事もあり極端な除去を使い分けながら採用しています。


今期はしばらく大会に出られなそうなのですが、ここ最近はオルフェゴールが目立っており環境的に有利ではありながらもサイドのロンギヌスが明らかに増えています。

γや墓穴を握っていてもロアーやクリマクスで守られてしまってはもはややボ引せざるを得ないでしょう。

この記事を読んで使ってみたいと思われた方は周りのデッキの流行具合を見てみるのをおすすめします。


とりあえずはこれで終わりますがまた気がむいたら更新します。

何か質問とかあれば

Twitter @DOTUHOSEMON までどうぞ!


最後まで読んで頂きありがとうございました!